看護部長挨拶
当院は昭和23年に開院した、280床を有する精神科単科の病院です。現在、日本は既に少子超高齢化社会に突入しており、それに伴い、疾病構造も変化しています。
この状況により、今後さらに「こころ」と「からだ」を病む人が増加してくることが推測されます。
看護・介護の対象は「人間」です。人間の「こころ」と「からだ」の双方に対して、深い洞察力や共感力、看護・介護の知識・技術を駆使することで、患者様の「その人らしく生きる力」を引き出し、患者様の可能性を広げることができます。
中江病院のミッションは、「こころ」と「からだ」を病む方々に寄り添い、その人の持てる力を引き出し、社会の中でひとりの人間として尊厳を保って生きていけるように看護・介護を提供することです。
患者様とそのご家族様が当院を選んで良かったと思っていただけるよう、日々自己研鑽をして参ります。それと同時に、当院で活躍する職員が生き生きと働ける環境を整備して参ります。
看護部長 日向 明美(認定看護管理者)
精神科看護の特色
日本精神科看護協会では「精神科看護とは、精神的健康について援助を必要としている人々に対し、個人の尊厳と権利擁護を基本理念として、専門的知識と技術を用い、自律性の回復を通して、その人らしい生活ができるように支援すること」と示されています。近年では、精神科医療分野の治療も進歩してきました。今、最も大切なことは、精神に病を抱えた人に関わる周囲の人たちの理解と支援です。
中江病院は、一人の人間として患者様の人権を尊重し、意思決定を支え、倫理的配慮を意識し、質の向上に向けた関わりができるように、職員一同が日々精進しております。
看護部の理念
患者様が安全で安心してその人らしく過ごせるよう、人としての尊厳を尊重し、思いやりのある優しく誠実な看護・介護を提供し、地域に信頼される組織を目指します。基本方針
1.患者様の病気や障害状況に合わせた個別性のある看護を展開し、患者様がその人らしい生活を送れるように支援し、質の高い看護・介護を提供します。又、地域医療の質向上に努めます。2.事故防止や院内感染防止に努め、安全な療養環境と人間関係を提供します。
3.常に自己研鑚に努め、豊かで寛容な人間性を養います。
4.患者様にとって最良な医療を提供するために他職種と協働し、患者様とご家族を支援します。
看護部の取り組み
縛らない看護の実践
心優会中江病院は、組織として身体拘束をしない方針です。「患者様にとって尊厳のあるケアとは何か」を常に考え、患者様の人権擁護に努めるプロセスを大切にしております。
看護体制[勤務体制]
チームナーシングと受け持ち制・機能別を併用。[勤務体制] ※1か月単位の変形労働
早日勤 | 7:45 ~ 16:15 |
中日勤 | 8:50 ~ 17:20 |
遅日勤 | 10:00 ~ 18:30 |
夜 勤 | 16:30 ~ 翌9:30 |
院内研修制度
新人からベテランまで、一人ひとりの習熟段階に応じてキャリア発達を組織的に支援する研修体系です。年間の教育プログラムに沿って研修を行っております。老年看護学実習・精神看護学実習受け入れ教育機関
看護大学 1校・看護専門学校 2校 計3校当院の看護職員の負担軽減及び処遇の改善に対する取り組み




